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株式会社デンソー インナーブランディング(研修設計・インターンシップ開発)

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世界的なメガサプライヤーであるデンソー様から、キャリア採用者向けの研修設計のご相談をいただきました。営業グループでは、毎年多くのキャリア採用を行っており、キャリア入社者のモチベーションアップや早期活躍が重要なテーマとなっていました。営業テクニックや製品知識以前に、「企業理念やバリュー(行動指針)の理解と適応」を促進したい。そんなオーダーをいただき、オーダーメイドの研修プログラムの設計に着手しました。

バリューの理解ではなく、行動に変化を起こすことがゴール

もともとデンソー様には、自社らしさを表す社是・基本理念・デンソースピリットなどが定義されていました。しかし、明文化された理念やバリュー(行動指針)を暗記すればいいというものではありません。提案させていただいたのは、バリューを浸透させた上で一人ひとりの行動変容を促す、研修プログラムです。意識を変え、行動を変え、習慣を変える。そんな、成果をめざしてオーダーメイドの研修プログラムの制作に着手しました。

社員様へのヒアリングを行い、実際に現場で起こっているリアルな業務シーンをワークショップ化。

理念や行動指針を浸透させ、行動変容を促す。そのための障壁となるのは、自らの業務シーンにいかに行動指針を落とし込んでいくかが、具体的にイメージできないことだと考えています。そこでベテラン層の社員様へヒアリングを行い、実際に若手社員が困っているシーンや、その乗り越え方などを精緻にヒアリング。それをもとに極めてリアリティのある、ゲーム型のケーススタディワークショップを制作。抽象論に終わらず、「日々の業務シーンで具体的に何をすべきか」について一人ひとりが答えを出せるプログラムとなりました。

想いを共有するだけでなく、あるべき「行動モデル」を共有する。

リアルなワークショップの結論として参加者に提示させていただいたのが、あるべき「行動モデル」です。企業によって独自のカルチャーや、組織構造がありますが、それらの企業特性はすべて一人ひとりの社員の行動にはねかえってきます。今回の理念浸透型の研修で意識したのは、理念そのものだけでなく、先人たちが理念をどのような行動モデルに落とし込み、成功をおさめてきたかを参加者に明確に共有すること。それによって、揺るぎない共通認識が得られるプログラムになったと考えています。

様々な研修がある中で参加者から最高評価を獲得。

デンソー様では、他にも様々な研修を行っており、都度参加者満足度のアンケートをとっていますが、最高レベルの評価を獲得いたしました。また「理解できた」だけでなく、82%の参加者が「実践に移したいと思えるような学び・気づきがあった」と答えており、目指している行動変容の第一歩とすることができました。実施半年後には、本研修を踏まえた振り返りイベントも予定しており、単発で終わらない持続的な社員のモチベーションアップ・早期活躍支援を行っていきたいと考えています。