組織拡大に向けたITベンチャー企業のブランディング
ブランディングの背景
2024年にオープンしたの中日ビルに拠点を構えるNEFコミュニケーションズ。SESや受託開発を中心に事業を推進し、創業10年で従業員数150名以上にまで拡大しました。今後IT事業を超えて拡大することや、社員全員が同じビジョンに向かって一致団結することと、拡大のために仲間を集めるべく、ブランディングプロジェクトが始まりました。
- 経営メンバーインタビュー
- 現場メンバーインタビュー
- 経営メンバーワークショップ
- 採用ペルソナ設計
- 3C分析・VRIO分析
- コンセプト開発
- ミッション・ビジョン・バリュー設計
- VI開発(ロゴ開発)
- WEBサイト制作
- 各種ツール制作
- 採用活動支援
- インナーブランディング継続支援
経営メンバー・現場メンバー全員の考えを可視化
まずは、メンバーが何を考え、何を大切にし、会社・仕事にどんな魅力を感じているか?をリサーチすべく、経営メンバー・現場リーダー・現場社員など会社全体をカバーするようにインタビューを行いました。その上で、経営メンバーと丸一日かけてワークショップを敢行。ワーク内で活躍するメンバーから逆算するかたちで採用ペルソナを設計したり、自社・競合・カスタマーを分析する3C分析、そこから企業の魅力や想いを抽出・先鋭化するVRIO分析を行いました。
迷い、のち、晴れ -採用コンセプト開発
ワークショップからNEFの魅力は「働くスタッフのキャリアと真摯に向き合い、成長の場を提供することで、自律的な行動ができる本質的価値のある人材を育成すること」だと結論づけました。そこからアウター向けにNEFは「人生の迷いを晴らす会社」であると伝えるため、「迷い、のち、晴れ」というコンセプトを開発しました。
ミッション・ビジョン・バリュー開発
NEFは今後SES等のIT事業を超えて、様々な領域で人材が活躍するステージを提供するために、明確な指針をインナー向けにも作る必要がありました。レベルゼロは、ステークホルダーみんなが協力したくなるような言葉を開発すべく、NEFの存在意義を示す「ミッション」とNEFが目指す姿を示す「ビジョン」、NEFが大切にする価値観である「バリュー」を言語化しました。
NEFの新しい姿を視覚化するVI開発
言語的なブランディングだけではなく、視覚的なブランディングもすることでブランドは強く明確になります。NEFの新たな姿の象徴となるビジュアルアイデンティティ(ロゴ)は、「人」という文字をモチーフとしながら、人が育つ場をつくり、人の可能性が様々な方向へ広がっていくことを表現しました。また、webサイトのメインビジュアルは、「迷い、のち、晴れ」のコンセプトに合わせて、迷いが晴れていくような光を感じさせる動画と開かれていくモーションを使用し、デザインもまたしっかりとコンセプトの意図が反映させました。(ロゴデザイン・webデザイン:尾花大輔氏)
企業サイト(https://nef-com.jp)
プロジェクト後の反応
NEFの皆様からは「サイト公開後応募者が増えましたし、ロゴやwebのクオリティにも満足しています。ただそれ以上にミッション・ビジョン・バリューといった志が可視化されたことに意味があったと思います。元々漠然と考えていたものが今回のプロジェクトを通じて整理されました」とのお言葉をいただけました。