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理念が浸透している企業15選|MVV成功事例まとめ

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  • #ブランディング

🔄2026年5月8日更新

はじめに

近年、多くの企業がMission・Vision・Values(MVV)の策定に取り組んでいます。

しかし一方で、

  • 「MVVをつくったけど浸透しない」
  • 「社員が理念を覚えていない」
  • 「採用サイトに載っているだけ」
  • 「結局、現場の行動が変わらない」

といった悩みを抱える企業も少なくありません。

本当に機能しているMVVは、単なる“かっこいい言葉”ではありません。
社員一人ひとりの意思決定や行動にまで落とし込まれ、組織文化そのものになっています。
特に今、AIの進化や働き方の変化によって、「何をしている会社か」だけでなく、「何のために存在する会社か」が、これまで以上に重要視される時代になっています。

だからこそMVVは、単なる理念ではなく、

  • 採用
  • 組織づくり
  • ブランド形成
  • 事業成長

を支える“経営の軸”として求められているのです。

この記事では、日本企業の中でも特に優れたMVVを持つ企業事例を紹介しながら、“理念が浸透している企業”に共通するポイントについて解説します。

1. なぜ今、MVVが重要なのか?

1-1. AI時代だからこそ「存在意義」が問われる
AIやテクノロジーによって、多くの仕事が効率化される時代になりました。その中で企業に求められるのは、「何をつくるか」だけではありません。

  • なぜ存在するのか
  • どんな社会をつくりたいのか
  • 何を大切にしているのか

という“思想”や“価値観”が、企業選びの重要な基準になっています。

1-2. 若手人材は「共感」で会社を選ぶ
現代の学生や若手人材は、給与や待遇だけではなく、

  • 社会的意義
  • 共感できる価値観
  • 働く意味
  • 成長実感

などを重視する傾向があります。そのため、MVVは採用ブランディングにおいても重要な役割を担っています。

1-3. MVVは組織の判断軸になる
優れたMVVは、経営陣だけの言葉ではありません。

  • 会議
  • 1on1
  • 採用
  • 評価
  • 日々の意思決定

の中で自然に使われています。つまりMVVとは、“会社を説明する言葉”ではなく、“会社を動かす言葉”なのです。

2. 優れたMVVの基準とは?

本記事では、以下の基準をもとに企業を選出しています。

2-1. 社会的意義が明確である
その企業が「何のために存在しているか」が伝わるか。

2-2. 行動に落とし込まれている
理念が抽象論で終わらず、日々の行動につながっているか。

2-3. 社員が共感しやすい
現場社員が“自分ごと”として語れるか。

2-4. 実際の成果につながっている
理念がブランド形成・採用・事業成長に結びついているか。

3. 日本企業の優れたMVV15選

(1)トヨタ自動車

  • Mission: 幸せを量産する
  • Vision可動性(モビリティ)を社会の可能性に変える。
  • Values「トヨタウェイ」ソフトとハードを融合し、パートナーとともにトヨタウェイという唯一無二の価値を生み出す。

『学べるポイント』
トヨタのMVVの強さは、「幸せを量産する」という非常にシンプルで強い思想にあります。
単なる自動車メーカーではなく、“人の移動を通じて社会を豊かにする企業”として再定義している点が特徴です。Woven Cityなどの未来都市構想にも、理念が一貫して反映されています。

出典:トヨタフィロソフィー | 経営理念 | 企業情報 | トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト (global.toyota)

(2)ソニー

  • Mission: テクノロジーの力で未来のエンタテインメントをクリエイターと共創する
  • Vision世界の人に感動を提供し続ける
  • Values
  • Purposeクリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。

『学べるポイント』
ソニーは「技術」ではなく、「感動」を中心に据えている点が特徴です。エンタメ・音楽・ゲーム・映画など多角的事業を持ちながらも、理念によってブランドが統一されています。

出典:ソニー株式会社 | ミッション / ビジョン (sony.co.jp)

(3)ソフトバンクグループ株式会社

  • Mission: 情報革命で人々を幸せに
  • Vision「世界に最も必要とされる会社」を目指して
  • Values「No.1」「挑戦」「逆算」「スピード」「執念」

『学べるポイント』
ソフトバンクの特徴は、“行動レベル”までValuesが落とし込まれていることです。特に「スピード」や「挑戦」は、企業文化そのものになっています。

出典:SoftBank|理念・ビジョン・戦略

(4)サントリーホールディングス株式会社

  • Mission:人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、「人間の生命いのちの輝き」をめざす
  • Vision
  • ValuesGrowing for Good、やってみなはれ、利益三分主義
  • Purpose人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、「人間の生命いのちの輝き」をめざす。

『学べるポイント』
サントリーは、「やってみなはれ」という短い言葉に企業文化が凝縮されています。シンプルで覚えやすく、社員が行動しやすい理念の好例です。

出典: SUNTORY|グループ企業理念

(5)株式会社リクルートホールディングス

  • Mission:まだ、ここにない、出会い。より速く、シンプルに、もっと近くに。
  • VisionFollow Your Heart
  • Values新しい価値の創造 / Wow the World、個の尊重 / Bet on Passion、社会への貢献 / Prioritize Social Value

『学べるポイント』
抽象度が高い言葉ながら、“新しい価値との出会いを生み出す”という思想が全サービスに共通しています。IndeedやSUUMOなど、多様な事業を束ねる強い軸になっています。

出典:リクルートホールディングス|ビジョン・ミッション・バリューズ

(6)株式会社ファーストリテイリング(ユニクロ)

  • Mission:服を変え、常識を変え、世界を変えていく
  • Vision
  • Values「お客様の立場に立脚」「革新と挑戦・個の尊重」「会社と個人の成長」「正しさへのこだわり」

『学べるポイント』
ユニクロは「良い服を世界へ」という思想を、商品・価格・店舗体験すべてに一貫して落とし込んでいます。理念とビジネスモデルが直結している好例です。

出典:FAST RETAILING|FAST RETAILING WAY(FRグループ企業理念)

(7)楽天グループ

  • Mission:イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする
  • Visionグローバル イノベーション カンパニー
  • Values・Principles楽天主義

『学べるポイント』
楽天の特徴は、「エンパワーメント」という考え方がグループ全体の共通言語になっていることです。EC・金融・通信・スポーツなど幅広い事業を展開しながらも、“人々と社会の可能性を広げる”という思想が一貫しています。

出典:企業理念|楽天グループ株式会社

(8)LINEヤフー株式会社

  • Mission:WOW Our Users!
  • Vision
  • Values「スピード10倍」「破壊と創造」「No.1への執念」

『学べるポイント』
LINEヤフーは、「WOW」という価値観を、検索・ニュース・コミュニケーション・決済など、日常に寄り添う多様なサービスに落とし込んでいます。ユーザー体験を起点に理念設計している点が特徴です。

出典:ミッション・バリュー|LINEヤフー株式会社

(9)株式会社メルカリ

  • Mission:あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる
  • Vision
  • ValuesGo Bold、All for One、Be a Pro、Trust & Openness

『学べるポイント』
メルカリは、Valuesが社内コミュニケーションに深く浸透していることで有名です。採用や評価制度にもValuesが強く反映されています。

出典:メルカリグループのMVV

(10)freee株式会社

  • Mission:スモールビジネスを、世界の主役に。
  • Visionだれもが自由に経営できる統合型経営プラットフォーム
  • Values「マジ価値」「理想ドリブン」「アウトプット→思考」「 Hack Everything」など

『学べるポイント』
freeeは、“誰を幸せにしたいか”が非常に明確です。ターゲットが鮮明なMVVは、社員の意思決定スピードを高めます。

出典:freee株式会社「ミッション」freee株式会社「ビジョン」

(11)株式会社SmartHR

  • Mission:「well-working」労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくる。
  • Vision
  • Values「まずやってみる人がカッコイイ」「人が欲しいものを超えよう」「ためらう時こそ口にしよう」

『学べるポイント』
SmartHRは、働き方そのものを変える思想が事業と直結しています。MVVとプロダクトの一貫性が非常に高い企業です。

出典:株式会社SmartHR「ミッション」SmartHRの新しいバリューを公開します。

(12)Sansan株式会社

  • Mission:出会いからイノベーションを生み出す
  • Visionビジネスインフラになる
  • Values仕事に向き合い、情熱を注ぐ

『学べるポイント』
Sansanは、「出会い」という抽象的な価値を、営業DX・契約DX・インボイス管理など、ビジネスインフラとして具体的な事業に落とし込んでいます。理念と事業の広がりが自然につながっている好例です。

出典:Sansanのカタチ

(13)株式会社マネーフォワード

  • Mission:お金を前へ。人生をもっと前へ。
  • Visionすべての人の、「お金のプラットフォーム」になる。
  • Values「User Focus」「Tech & Design」「Fairness」

『学べるポイント』
マネーフォワードは、「お金を前へ。人生をもっと前へ。」という思想を、家計管理・バックオフィス・金融サービスなど幅広い事業に落とし込んでいます。理念がユーザーへの提供価値と事業展開に直結している好例です。

出典:Money Forward Culture Deck – 株式会社マネーフォワード

(14)株式会社ランサーズ

  • Mission:個のエンパワーメント
  • Vision人と経済の可能性をテクノロジーで解き放つ
  • Values・Purpose:Lancers Way

『学べるポイント』
社会変化に合わせてMVVをアップデートし続けている点が特徴です。“時代に合わせて進化する理念”の好例です。

出典:株式会社ランサーズ「MVV」

(15)株式会社オリエンタルランド

  • Mission:自由でみずみずしい発想を原動力に すばらしい夢と感動 ひととしての喜び そしてやすらぎを提供します。
  • Vision
  • Values1.探究と開拓 2.自立と挑戦 3.情熱と実行

『学べるポイント』
ディズニーリゾート全体の体験価値を、理念が支えています。アルバイトを含めた現場浸透力の高さが圧倒的です。

出典:株式会社オリエンタルランド「企業理念」

4. MVVが浸透している企業の共通点

4-1. “かっこいい言葉”で終わっていない
優れた企業ほど、理念が具体的な行動に落とし込まれています。

単なるポスターではなく、

  • 採用
  • 評価
  • 会議
  • 日常会話

の中で使われています。

4-2. 社員が自分の言葉で語れる
浸透している企業では、経営陣だけではなく、現場社員も理念を自然に語れます。“社員の言葉”になっているかどうかは非常に重要です。

4-3. 事業と理念が一致している
MVVと事業内容にズレがあると、理念は形骸化します。

強い企業ほど、

  • 何を目指す会社なのか
  • なぜその事業をやるのか

が一貫しています。

5. MVVが浸透しない企業の特徴

5-1. 抽象的すぎる
社員が「結局どう行動すればいいの?」となる理念は浸透しません。

5-2. 経営陣しか理解していない
トップだけが盛り上がっていて、現場に伝わっていないケースは非常に多いです。

5-3. 評価制度と連動していない
理念を掲げながら、評価基準が別になっていると形骸化します。

5-4. “作ること”が目的になっている
MVVは、策定して終わりではありません。本当に重要なのは、“どう使うか”です。

6. MVVは「会社を動かす言葉」

MVVは、つくることがゴールではありません。

本当に重要なのは、その理念が社員の行動に変化を生み、日々の意思決定に影響を与えているかどうかです。どれだけ美しい言葉を掲げても、現場で使われなければ意味はありません。
逆に、社員一人ひとりが理念を自分の言葉で語り、行動に落とし込めている企業は、採用・組織・ブランドのすべてが強くなっていきます。MVVは、“会社を説明する言葉”ではなく、“会社を動かす言葉”なのです。

レベルゼロのブランディング

言語化だけで終わらない、“行動”を生み出すブランディング

レベルゼロでは、MVVの策定だけではなく、その先の“浸透”まで伴走しています。

  • 社員が自分ごと化できる理念設計
  • 行動につながるValue設計
  • 採用・評価・育成との連動
  • 社内浸透施策
  • ブランドコミュニケーション設計

など、「理念を行動に変える」ための支援を行っています。企業理念やMVVは、単なる言葉ではありません。会社の未来をつくる“軸”です。

MVV策定や理念浸透に課題を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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