コロナ禍での就職活動をサポートするツール制作。
オンライン化により学生の企業理解が深まりにくい
リクナビを運営するリクルート様は、各大学の学生に向けて就職活動の支援する「ガイダンス」を年間通じて行っています。元々企業を遠い存在と捉えている学生が多い中、最近はインターンシップや説明会のオンライン化により、現場感を感じることができず、今まで以上に学生の企業理解が深まりにくい環境に課題感を持っていました。特に企業のソフト面(働く人・仕事の進め方・組織風土など)の情報が得られにくくなっており、企業の実態をもっと学生に見せたい、という大学側のニーズも強まっていました。
自走型就活準備を目指すために求めた「リアリティ」
これまでのガイダンスでは、企業研究の目的と企業のハード面(業界業種動向、事業内容など)をどう調べるか、を中心に伝えていたが、具体的に企業にどんな質問をすることでソフト面の情報を得られるかまで伝えられていませんでした。その結果、実際にインターンシップやイベント、説明会で企業と接点を持っても十分に企業理解を深められない学生が多数存在。そのため、テーマを「リアリティ」とおき、実際に企業と接点を持ったときに「どういう質問して、何を知りたいか」を自分自身で考え行動できる、自走型就活準備ができるガイダンスを目指しました。知識の習得だけで終わらせず、あくまでも「できるようになること」「確実に一歩を踏み出せること」を追求。そのために就活を終えた学生や社会人にインタビューを行い、後悔していることやもっと早くやればよかったこと、面接での注意点など、とにかくリアルな声を集め、複数の動画に落とし込みました。
学生、大学の職員さんだけでなく、営業さんからも好評の声
納品後は、学びや情報収集として動画視聴が当たり前になっている今の世代に響いているという声をいただきました。また、大学への提案を行うリクルートの営業の皆さまからも、カタチとして分かりやすく、提案しやすいため、これまでよりガイダンスを受注しやすくなったという声もいただきました。